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LESSON 12 / 15

平均足

平均足(コマ足)は、通常のローソク足の四本値を加工して、相場の流れを視覚的に捉えやすくしたテクニカルチャートです。陽線・陰線が連続しやすいため、上昇・下降の方向や勢いを確認するのに役立ちます。一方で実際の価格そのものを表示する足ではなく、売買を確定するサインでもありません。ローソク足や他の指標、リスク管理と組み合わせて使いましょう。

平均足を説明する架空データの図解
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図はZIZILY独自制作の教育用イメージです。数値は説明用の架空データです。

平均足とローソク足の違い

どちらも実体と上ヒゲ・下ヒゲで値動きを表しますが、ローソク足の実体はその期間の始値・終値、平均足の実体は計算された平均足始値・平均足終値です。高値・安値を示すヒゲも、一般的な表示では実際の高値・安値を基準に描かれます。加工によって細かな反転がならされ、トレンド中は同じ色の足が続きやすくなります。

計算のしくみ

一般的な計算式は、平均足終値=(当日の始値+高値+安値+終値)÷4、平均足始値=(1本前の平均足始値+1本前の平均足終値)÷2です。平均足高値は当日の高値・平均足始値・平均足終値の最大値、平均足安値は当日の安値・同2値の最小値とする方式が一般的です。最初の足の始値は、採用するチャートによって初期値が異なる場合があります。

色・ヒゲ・実体から読む

陽線が連続し、下ヒゲが目立たない状態は上昇の勢いが続いている可能性、陰線が連続し、上ヒゲが目立たない状態は下降の勢いを示す可能性があります。陽線の下ヒゲや陰線の上ヒゲが現れたら、それぞれ買い・売りの勢いが弱まりつつあるかを確認します。実体が前の足より短くなる、極端に短い、ヒゲが長いといった変化は、転換や迷いの候補です。

実用的な読み方

まず上位の時間足で陽線・陰線の連続と実体の伸びを確認し、次に現在の時間足でヒゲと直近高値・安値を見ます。陽線への転換や陰線への転換を即時の売買根拠にせず、移動平均線、RSI、ボリンジャーバンド、支持線・抵抗線などで方向を照合します。転換候補では、次の足の確定、損切り水準、許容損失額を先に決め、検証やデモ取引でルールを確認すると実践しやすくなります。

限界と注意点

平均足は平均化と前の足の情報を使うため、実際の始値・終値から遅れて見えることがあります。レンジ相場では陽線と陰線が交互になりやすく、だましも増えます。また、足の実体上辺・下辺は実際にその価格で約定できる水準とは限りません。急変時のスプレッド拡大やギャップ、レバレッジによる損失にも注意し、利益を保証する指標ではないことを前提に判断してください。

参考資料

参考資料の内容を確認し、文章と図解をZIZILY向けに独自に構成しています。