
図はZIZILY独自制作の教育用イメージです。数値は説明用の架空データです。
1. 実体で形を判定する
実体は始値と終値の間で、長さは |終値−始値| で求めます。抱き線は2本目の実体の上端が1本目の上端以上、下端が1本目の下端以下になる状態です。はらみ線はその逆で、2本目の実体の上端・下端がともに1本目の範囲内に入ります。ヒゲまで含めるか、多少の重なりを許すかは教材や市場の慣例で異なるため、判定ルールを先に固定しましょう。
2. 抱き線が示す力の逆転
1本目より大きい2本目が値動きを包むため、短期間に勢いが強まった可能性を示します。下落後の陰線→陽線は買いへの転換、高値圏の陽線→陰線は売りへの転換を連想します。陽線→陽線、陰線→陰線も形としては抱き線ですが、色が変わる組み合わせの方が需給の変化を読み取りやすいとされます。
3. はらみ線は膠着と迷い
大きな1本目の実体の中で2本目が小さく収まるため、前の勢いが弱まり、買いと売りが拮抗した状態を考えます。安値圏の大陰線後に陽線や小さな足がはらまれば反発の可能性、高値圏の大陽線後なら下落への移行を警戒します。ただし、はらみ線は方向を決めるより、次の足の確認を促す合図として扱うのが実用的です。
4. チャートでの実践手順
①上昇・下降・横ばいを確認、②2本の実体の上端・下端を比較、③支持線・抵抗線や直近高値安値の近くかを見る、④次の足がパターンの方向へ伸びるかを待ちます。例えば陽の抱き線後に高値更新が続くか、陰のはらみ線後に安値を割るかを確認し、損切り位置と1回の許容損失額を先に決めます。
5. 限界とリスク
2本だけではだまし、レンジ内の偶然、重要指標発表や窓開けの影響を避けられません。時間足を変えると形が変わり、ヒゲや価格差の扱いでも判定が変わります。移動平均、出来高(確認できる市場の場合)、支持抵抗、上位足と組み合わせて検証し、過去検証の結果を将来の利益保証とみなさないでください。
参考資料
参考資料の内容を確認し、文章と図解をZIZILY向けに独自に構成しています。